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2010-10-08
行ってきました! 第52回鎌倉薪能
- 2010-10-08 (金)
- できごと
行ってきました! 鎌倉宮で開催されている第52回鎌倉薪能へ。
まず会場へ続く鎌倉の道を何台ものタクシーがビュンビュンと走り抜ける姿に圧倒され、はじめて見る能の舞台に大興奮でした。
薪に火が灯る17時。夜の闇が忍び寄ってきます。
鈴虫の音色と薪の光に照らされて謡(翁)がはじまり、夕闇の中、狂言(空腕)に続きました。
狂言の演目「空腕」は人間の本性と建前を上手く描いた作品で、あまりに滑稽な本性に思わず声を出して笑ってしまいました。
休憩を挟んで、後半の能(天鼓)に突入です。
笛や太鼓の音色が響く中、金色に輝く着物と能面をつけた主役の天鼓が現れます。糸に操られた人形のような動きをする天鼓に驚き、能の「死者の世界からものを見る」という構造に加えてお宮と薪火が織りなす幽玄な世界の美しさが心に染み渡りました。
会場でいただくお弁当も楽しみのひとつ
休憩時間中に臨時で出ていたお弁当ブースを覗いたところ、「御代川」「鉢の木」「大船軒」と鎌倉を代表する老舗のお弁当が陳列されているのを発見しました。食べない手だてはございません。
どのお弁当にしようかと真剣に迷い、鉢の木さんの特製弁当(お茶がついて1500円)を購入しました。
久しぶりに食べた「鉢の木」の味はどのおかずもダシが効いており、おもわずにっこりと笑顔がこぼれるほどおいしかったです。
帰りの足はバスがオススメ
舞台が終わると鎌倉駅までの帰りの足を気にして、余韻を楽しむ間もなくそそくさと帰る人々が多いことに驚きました。しかしご安心を。余韻をたっぷり楽しめるようバスの時刻表に関係なく、タクシーばりに続けてバスが来てました。乗り過ごすことは、なさそうです。
薪能を120%楽しむためにできること
01.パンフレットを購入しよう
入り口で販売されているパンフレット(1000円)には、鎌倉薪能にまつわる話や演目内容の説明が書かれています。パンフレットを読むことで内容を事前に理解でき、すんなりと舞台を楽しめました。
02.防寒対策は万全に
季節はもう秋です。夜18時を過ぎた頃から一気に冷え込みます。会場では寒さ対策用に肌がけが500円で販売されていました。
出かける時は「暑いかな?」と思うくらいの格好をすることをおすすめします。ちなみに今夜は寒いという噂を聞きつけて、カイロ持参で行ったのですが大正解でした。
03.お弁当やお土産を楽しもう
会場横にお弁当やお土産の特設ブースができています。お弁当で鎌倉の味を楽しむことはもとより、鎌倉宮のお守や香司 鬼頭天薫堂のお香など、訪れた記念の品を購入できます。
こちらのブースで、「鎌倉」の味と思い出を楽しめるのです。
その他…
出口でミス鎌倉が来場者へ挨拶をしてくれます。普段の生活では交流がない彼女達にご挨拶ができる楽しさもありました。
最後に
鎌倉薪能は伝統的な能と古都鎌倉を心から楽しめ、家に帰ってからも余韻に浸れる良いイベントでした。僕は仕事で行けないのですが、明日も開催されます。興味がある方はぜひ足を運んでください。オススメです。
【日時】10/8(金)・9(土) 16:00開場 17:00開演
【場所】鎌倉宮境内
【料 金】全席指定:¥6,000/2日通し券¥10,000
【問合せ】(社)鎌倉市観光協会/0467-23-3050
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