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鎌倉散歩 Archive
レンタサイクルがおすすめ 材木座散歩コース その2
- 2009-04-27 (月)
- 鎌倉散歩
昨日に続き材木座エリアの紹介です。
それではどうぞ。↓↓↓
長勝寺(ちょうしょうじ)
安国論寺と同じく、鎌倉入りした日蓮上人が最初に草庵をむすんだお寺だそうです。この地の領主だった石井長勝が日蓮上人に帰依し、その邸内に本圀寺を創建したのが始まりだそうです。
この地は本圀寺の跡地であるといわれており本圀寺が京都に移された後1345年(貞和1年)に日静上人が開基の石井長勝の名にちなんで「長勝寺」と名付けたのだとか。
毎年2月には、厳しい寒さの中、経を唱えながら冷水をかぶり災厄をはらう荒行「大国祷会」が行われるそうです。是非見に来なくては!
[長勝寺について]
来迎寺(らいこうじ)
源頼朝に加勢して討死した三浦大介義明の菩提を弔うために建久5年(1194)に建てられた真言能蔵寺が起源だそうです。後に音阿上人が時宗に改宗し、名前も来迎寺と改めたそうです。
オジギソウに似た葉を付けるミモザの木。
こういった四季の植物に触れられる事も鎌倉の魅力のひとつですね。
[来迎寺について]
五所神社(ごしょじんじゃ)
五所神社(五社神社)は5つの神社を一緒にしたことから名づけられた神社のことです。
1908年に乱橋村と材木座村の合併にともない、もともとこの地にあった三島神社に、村内の八雲神社、諏訪神社、視女社、金毘羅宮を合祀し、五所神社と改称したそうです。
境内の奥には御神輿(おみこし)を保管する「神輿庫」があります。
扉の隙間から立派な御神輿が見えます。
毎年6月には、神輿を担いで海に入る祭「五所神社例祭」が行われるそうです。
海に近い神社らしいイベントですね。
[五所神社について]
実相寺(じっそうじ)
五所神社のすぐ隣にある実相寺。
鎌倉時代の武将工藤祐経の屋敷だった所に、日蓮の直弟子である日昭上人が「法華寺」として開山したのが起源だそうです。しかし明治初年に大火で焼失し、再建されて現在の実相寺となったといわれています。
[実相寺について]
このあたりは狭い路地が多く一方通行が多いです。
普段車に乗らない人にはあまりピンと来ないかもしれませんが、鎌倉は一方通行がすごく多いです。ただ、写真のように「自転車とバイクは例外」という道も多いので、鎌倉散策には自転車が一番かもしれません。
九品寺(くほんじ)
九品寺は、鎌倉攻めに入った新田義貞が本陣を構えた場所で、鎌倉幕府滅亡後に戦死者を弔うために創建された浄土宗の寺だそうです。山門の「内裏山」と本堂の「九品寺」の扁額は新田義貞の直筆を写したものだそうです。
山門の「内裏山」
境内にちょっと見慣れない植物を見つけました。
「そてつ??」ちょっと調べてみましたが、どうやら南国の植物らしいですね。一体なんでこんな所に…。
境内の黒松。枝振りが見事!
ほれぼれするくらいカッコイイ。
ちなみに寺名の「九品」とは「九品往生」という仏教用語だそうで、衆生の機根の違いによって、極楽浄土へ往生の有様が9つに分かれるということを意味するのだそうです。
九品とは「上品上生」「上品中生」「上品下生」「中品上生」「中品中生」「中品下品」「下品上生」「下品中生」「下品下生」の9つ。現在の言葉の「上品」と「下品」はここが語源だそうです。
[九品寺について]
向こうに見えるのは材木座海岸。
あまりにも良い味を出している駄菓子屋さんを発見したので思わずパチリ。
このあたりは商店街になっているので簡単な食事を取る事もできます。
補陀洛寺(ふだらくじ)(別名 : 竜巻寺)
補陀洛寺は、源頼朝が鎌倉入りした翌年の1181年に、祈願所として文覚上人を開山に創建されたのが起源だそうです。当時は大きなお寺だったそうですが、度重なる火災や竜巻でほとんどを焼失してしまい、現在は本堂と庫裏を残すのみの小さなお寺になってしまったそうです。そのことから別名「竜巻寺」と呼ばれるようになったのだとか。それにしても「竜巻寺」とはものすごいネーミングセンスです。
[補陀洛寺について]
明日は材木座エリアの締めくくりである「光明寺」をレポートします。
では。
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レンタサイクルがおすすめ 材木座散歩コース その1
- 2009-04-25 (土)
- 鎌倉散歩
ゆっくりと散歩できる穴場エリア
鎌倉レベル 中級者向け(★★★☆☆)鎌倉の南東エリア「材木座」のお寺を巡ってきました。
このエリアは駅から遠く観光客も少ないため、静かなお寺をゆったりと散策することができます。
「大仏や銭洗弁天などの有名な場所は見たよ。」という、2度目、3度目に鎌倉を訪れる人にオススメです。ただしこのルート、お寺とお寺の間隔が意外と離れているため、徒歩で回ると結構歩く事に…。
そこで、個人的にオススメしたいのは、途中でレンタサイクルを借りて回る方法です。材木座は基本的に住宅街なので車通りも少なく、サイクリングにはうってつけです。
今回は「散歩」という事であえて利用はしませんでしたが、鎌倉の町を自転車で風を切って走ると、最高に気持ちが良いと思います。
また、このルートの最後になる「光明寺」は、境内から駐車場も近く、敷地内が平坦なお寺なので年配の方にもオススメです。ゴールデンウイークや母の日に、祖父母と鎌倉旅行を考えている方は「光明寺」を中心にプランを練ってみてはいかがでしょうか?
JR鎌倉駅 東口
材木座エリアは食事ができるポイントが少ないので、駅前でランチを済ませてから出発したほうが◎。歩くのが苦手な人は、光明院までバスで向かってコースを逆順で巡ってくるのもオススメです。光明院まではバスで10分〜15分ほど。
あ、そうそう。例のごとく帰りのキップは今のうちに買っておいてくださいね。
妙本寺(みょうほんじ)
妙本寺は日朗を開山として1260年(文応1)に創建されたお寺だそうです。元々は比企能員の屋敷でしたが、比企一族は北条氏によって滅ぼされてしまいます。その後、比企大学三郎能本が日蓮のためと、比企一族の霊を弔うためにお堂を建たのが起源と言われているそうです。
妙本寺に続く参道です。
駅から10分の距離なのに、まるで山奥のお寺に来たような感じがステキ!
マイナスイオンが充満していて、とてもリラックスする事ができます。心無しか、気温もすこし低くなったような感じがします。
[妙本寺について]
八雲神社(やぐもじんじゃ)
妙本寺から少し歩くと八雲神社に到着します。
八雲神社は、鎌倉最古の「厄除開運」だそうです。鎌倉で疫病が流行した際に、源義光が京都祇園社の祭神をここに勧請したのが始まりと伝えられているそうです。
境内には大きな八重桜の木がありました。
ほとんどの桜が散ってしまったこの時期に満開の花を付けていました。
境内の脇道は「祇園山ハイキングコース」の入り口になっています。
[八雲神社について]
安養院(あんよういん)(別名 : つつじ寺)
安養院は、鎌倉一の「ツツジ寺」として有名なお寺で、ゴールデンウイークには、真っ赤に染まった境内を見る為に、沢山の観光客が訪れるのだとか。(訪れた日はチラホラとツツジの花が咲いていました。)
安養院は、長楽寺・善導寺・田代寺の3つのお寺が江戸時代に統合されてできたお寺で、起源の長楽寺は北条政子が源頼朝の菩提を弔うために創建したお寺だそうです。ちなみに寺名の「安養院」は政子の法名「安養院如実妙観大禅士」に由来するそうです。
県の天然記念物にしていされている槙(まき)の木。樹齢700年だとか。
安養院は、けして大きなお寺ではありませんが、境内のいたるところにつつじの花が植えられています。
境内裏庭には、北条政子の供養塔(左)が建っています。
[安養院について]
次の目的地「安国論寺」へはこの分かれ道を左に向かいます。
安国論寺(あんこくろんじ)
安国論寺は1253(建長5)年に鎌倉入りした日蓮上人が、最初に草庵を結んだ地に建てられたお寺だそうです。
境内は意外と広く、本堂をぐるりと囲むように崖が取り囲んでいます。その崖の上には釣り鐘や展望所があり由比ケ浜を一望することができます。
三門をくぐるとモミジのトンネルが迎えてくれます。
今から、秋の紅葉シーズンが楽しみです。
「え?ここ行っちゃっていいの?」と思うくらい細い入り口。
この先には釣り鐘があるそうです。
せっかくなんで行ってみましょう。
ただのケモノ道にしか見えませんがこれでも立派な参道です。
それにしても、上り坂がキツイです。
道から下を見ると墓地が。
…コレ、落ちたら間違いなくケガしますね。雨の日は絶対に来ない事をオススメします。
釣り鐘です。
「定刻に鳴らすので触らないように。」との注意書きが。この鐘をつく人は毎回この崖を登ってくるという事でしょうか。
せっかく上まで登って来たので動画で撮影してみました。
崖の上から見た様子はこんな感じです。材木座を一望する事ができます。
日蓮上人が焼き討ちの法難の際に、難を逃れたという「南面窟」
境内でお茶をいただくこともできます。
[安国論寺について]
今日のレポートはここまで。
続きはまた明日書きますね。
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鎌倉観光の定番 北鎌倉散歩コース その3
- 2009-04-25 (土)
- 鎌倉散歩
昨日の続き
北鎌倉エリアのお寺も残す所あと2つ。今回は北鎌倉で最大級のお寺「建長寺」をご紹介します。
建長寺(けんちょうじ)
臨済宗円覚寺派の大本山で、鎌倉五山の第一位。
総門、三門、仏殿、法堂などの7つの建物が一直線に並ぶ伽藍配置は宋の経山万寿寺をお手本にしたと言われています。
高さ30mの三門。
正式には「三解脱門」と言い、くぐるとあらゆる執着から解き放たれるとのことです。
法堂の天井画。
日本の竜は爪が3本ですが、この竜は中国の竜と同じ5本の爪を持っています。
大きな建物が一直線に並んでいます。
方丈の裏にある夢窓疎石作の庭。
廊下にはベンチがありゆっくりと鑑賞できます。
ちょうど牡丹が開花中との事なので、ついでに寄り道してみました。
大きな牡丹の花が咲いていました。
円覚寺に続き、とてもスケールの大きなお寺です。
見るところも沢山あり、ゆっくりと境内を見て回ると1時間はかかります。
観光用の大きなバスを止める駐車場もあるため、北鎌倉の観光の拠点になっているようです。
[建長寺について]
円応寺(えんのうじ)
建長寺の向かいにあるお寺。
円応寺は元々由比ガ浜にあったお堂でしたが、江戸中期に津波によって破損したため、現在の場所に移されたそうです。 本堂には運慶作の閻魔大王像と、両端を十王像が安置されています。
初七日や四十九日、一周忌の意味などが詳しく書かれた説明書きは、「なるほど、そうだったのか」と勉強になります。
このお寺が北鎌倉最後のお寺になります。
[円応寺について]
巨福呂坂洞門(こぶくろざか どうもん)
円応寺から鶴岡八幡宮へと続く切通しです。
この切通しを過ぎれば、鶴岡八幡宮までは下り坂が続きます。
鶴岡八幡宮
しばらく坂を下ってくると、鶴岡八幡宮の西門に到着します。
道なりに進めば小町通りに着くので、そのままお土産を買って帰ることができます。
本日はおつかれさまでした。
筋肉痛に備えて、マッサージをお忘れなく。
コース説明
所要時間 : 4時間〜4時間半 / 8,587歩 / 消費カロリー : 161Kcal
[北鎌倉駅] -> 徒歩5分 -> [円覚寺] -> 徒歩5分 -> [東慶寺] -> 徒歩5分 -> [浄智寺] -> 徒歩10分 -> [明月院] -> 徒歩10分 -> [長寿寺] -> 徒歩5分 -> [建長寺] -> 徒歩1分 -> [円応寺] -> 徒歩10分 -> [鶴岡八幡宮]
より大きな地図で 鎌倉お散歩 マップ【北鎌倉】 を表示
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