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森林浴
レンタサイクルがおすすめ 材木座散歩コース その1
- 2009-04-25 (土)
- 鎌倉散歩
ゆっくりと散歩できる穴場エリア
鎌倉レベル 中級者向け(★★★☆☆)鎌倉の南東エリア「材木座」のお寺を巡ってきました。
このエリアは駅から遠く観光客も少ないため、静かなお寺をゆったりと散策することができます。
「大仏や銭洗弁天などの有名な場所は見たよ。」という、2度目、3度目に鎌倉を訪れる人にオススメです。ただしこのルート、お寺とお寺の間隔が意外と離れているため、徒歩で回ると結構歩く事に…。
そこで、個人的にオススメしたいのは、途中でレンタサイクルを借りて回る方法です。材木座は基本的に住宅街なので車通りも少なく、サイクリングにはうってつけです。
今回は「散歩」という事であえて利用はしませんでしたが、鎌倉の町を自転車で風を切って走ると、最高に気持ちが良いと思います。
また、このルートの最後になる「光明寺」は、境内から駐車場も近く、敷地内が平坦なお寺なので年配の方にもオススメです。ゴールデンウイークや母の日に、祖父母と鎌倉旅行を考えている方は「光明寺」を中心にプランを練ってみてはいかがでしょうか?
JR鎌倉駅 東口
材木座エリアは食事ができるポイントが少ないので、駅前でランチを済ませてから出発したほうが◎。歩くのが苦手な人は、光明院までバスで向かってコースを逆順で巡ってくるのもオススメです。光明院まではバスで10分〜15分ほど。
あ、そうそう。例のごとく帰りのキップは今のうちに買っておいてくださいね。
妙本寺(みょうほんじ)
妙本寺は日朗を開山として1260年(文応1)に創建されたお寺だそうです。元々は比企能員の屋敷でしたが、比企一族は北条氏によって滅ぼされてしまいます。その後、比企大学三郎能本が日蓮のためと、比企一族の霊を弔うためにお堂を建たのが起源と言われているそうです。
妙本寺に続く参道です。
駅から10分の距離なのに、まるで山奥のお寺に来たような感じがステキ!
マイナスイオンが充満していて、とてもリラックスする事ができます。心無しか、気温もすこし低くなったような感じがします。
[妙本寺について]
八雲神社(やぐもじんじゃ)
妙本寺から少し歩くと八雲神社に到着します。
八雲神社は、鎌倉最古の「厄除開運」だそうです。鎌倉で疫病が流行した際に、源義光が京都祇園社の祭神をここに勧請したのが始まりと伝えられているそうです。
境内には大きな八重桜の木がありました。
ほとんどの桜が散ってしまったこの時期に満開の花を付けていました。
境内の脇道は「祇園山ハイキングコース」の入り口になっています。
[八雲神社について]
安養院(あんよういん)(別名 : つつじ寺)
安養院は、鎌倉一の「ツツジ寺」として有名なお寺で、ゴールデンウイークには、真っ赤に染まった境内を見る為に、沢山の観光客が訪れるのだとか。(訪れた日はチラホラとツツジの花が咲いていました。)
安養院は、長楽寺・善導寺・田代寺の3つのお寺が江戸時代に統合されてできたお寺で、起源の長楽寺は北条政子が源頼朝の菩提を弔うために創建したお寺だそうです。ちなみに寺名の「安養院」は政子の法名「安養院如実妙観大禅士」に由来するそうです。
県の天然記念物にしていされている槙(まき)の木。樹齢700年だとか。
安養院は、けして大きなお寺ではありませんが、境内のいたるところにつつじの花が植えられています。
境内裏庭には、北条政子の供養塔(左)が建っています。
[安養院について]
次の目的地「安国論寺」へはこの分かれ道を左に向かいます。
安国論寺(あんこくろんじ)
安国論寺は1253(建長5)年に鎌倉入りした日蓮上人が、最初に草庵を結んだ地に建てられたお寺だそうです。
境内は意外と広く、本堂をぐるりと囲むように崖が取り囲んでいます。その崖の上には釣り鐘や展望所があり由比ケ浜を一望することができます。
三門をくぐるとモミジのトンネルが迎えてくれます。
今から、秋の紅葉シーズンが楽しみです。
「え?ここ行っちゃっていいの?」と思うくらい細い入り口。
この先には釣り鐘があるそうです。
せっかくなんで行ってみましょう。
ただのケモノ道にしか見えませんがこれでも立派な参道です。
それにしても、上り坂がキツイです。
道から下を見ると墓地が。
…コレ、落ちたら間違いなくケガしますね。雨の日は絶対に来ない事をオススメします。
釣り鐘です。
「定刻に鳴らすので触らないように。」との注意書きが。この鐘をつく人は毎回この崖を登ってくるという事でしょうか。
せっかく上まで登って来たので動画で撮影してみました。
崖の上から見た様子はこんな感じです。材木座を一望する事ができます。
日蓮上人が焼き討ちの法難の際に、難を逃れたという「南面窟」
境内でお茶をいただくこともできます。
[安国論寺について]
今日のレポートはここまで。
続きはまた明日書きますね。
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鎌倉観光の定番 北鎌倉散歩コース その3
- 2009-04-25 (土)
- 鎌倉散歩
昨日の続き
北鎌倉エリアのお寺も残す所あと2つ。今回は北鎌倉で最大級のお寺「建長寺」をご紹介します。
建長寺(けんちょうじ)
臨済宗円覚寺派の大本山で、鎌倉五山の第一位。
総門、三門、仏殿、法堂などの7つの建物が一直線に並ぶ伽藍配置は宋の経山万寿寺をお手本にしたと言われています。
高さ30mの三門。
正式には「三解脱門」と言い、くぐるとあらゆる執着から解き放たれるとのことです。
法堂の天井画。
日本の竜は爪が3本ですが、この竜は中国の竜と同じ5本の爪を持っています。
大きな建物が一直線に並んでいます。
方丈の裏にある夢窓疎石作の庭。
廊下にはベンチがありゆっくりと鑑賞できます。
ちょうど牡丹が開花中との事なので、ついでに寄り道してみました。
大きな牡丹の花が咲いていました。
円覚寺に続き、とてもスケールの大きなお寺です。
見るところも沢山あり、ゆっくりと境内を見て回ると1時間はかかります。
観光用の大きなバスを止める駐車場もあるため、北鎌倉の観光の拠点になっているようです。
[建長寺について]
円応寺(えんのうじ)
建長寺の向かいにあるお寺。
円応寺は元々由比ガ浜にあったお堂でしたが、江戸中期に津波によって破損したため、現在の場所に移されたそうです。 本堂には運慶作の閻魔大王像と、両端を十王像が安置されています。
初七日や四十九日、一周忌の意味などが詳しく書かれた説明書きは、「なるほど、そうだったのか」と勉強になります。
このお寺が北鎌倉最後のお寺になります。
[円応寺について]
巨福呂坂洞門(こぶくろざか どうもん)
円応寺から鶴岡八幡宮へと続く切通しです。
この切通しを過ぎれば、鶴岡八幡宮までは下り坂が続きます。
鶴岡八幡宮
しばらく坂を下ってくると、鶴岡八幡宮の西門に到着します。
道なりに進めば小町通りに着くので、そのままお土産を買って帰ることができます。
本日はおつかれさまでした。
筋肉痛に備えて、マッサージをお忘れなく。
コース説明
所要時間 : 4時間〜4時間半 / 8,587歩 / 消費カロリー : 161Kcal
[北鎌倉駅] -> 徒歩5分 -> [円覚寺] -> 徒歩5分 -> [東慶寺] -> 徒歩5分 -> [浄智寺] -> 徒歩10分 -> [明月院] -> 徒歩10分 -> [長寿寺] -> 徒歩5分 -> [建長寺] -> 徒歩1分 -> [円応寺] -> 徒歩10分 -> [鶴岡八幡宮]
より大きな地図で 鎌倉お散歩 マップ【北鎌倉】 を表示
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鎌倉観光の定番 北鎌倉散歩コース その2
- 2009-04-24 (金)
- 鎌倉散歩
昨日の続き
浄智寺(じょうちじ)
臨済宗円覚寺派のお寺で、鎌倉五山の第四位。
お寺の入り口脇の山道は、葛原ヶ岡(くずはらがおか)・源氏山ハイキングコースへの入口になっています。浄智寺からは25分ほどで葛原ヶ岡まで行くことができます。
自然に囲まれた境内。
竹の子が顔を出していました。
境内奥にある横井戸。
暗すぎてまったく奥が見えません。昔はコウモリの巣だったのだとか。
江ノ島七福神の一つ布袋尊が奉られています。
お腹をなでると幸せになれるのだとか。
[浄智寺について]
明月院(めいげついん)(別名 : あじさい寺)
別名「紫陽花(あじさい)寺」として有名な明月院。
明月院本堂へと続く紫陽花の参道。(この時は残念ながらまだ咲いてませんでした)
約300株の紫陽花が参道の両脇に植えられています。
明月院のアジサイは8~9割が『ヒメアジサイ』という品種で、その見事な青色は「明月院ブルー」と呼ばれています。
シーズンになると、境内の外まで拝観の行列ができるのだとか。
ちらほらと紫陽花が咲いていました。見頃は5月後半から6月にかけて。
本堂の座敷の向こう側に見える借景丸窓。
ちなみにユニセフ募金をすると、お座敷に入ることができるそうです。
本堂の向かいにある枯山水の庭。
ところでこの写真の中には、ひなたボッコをしている2匹のネコがいるのですが見つけられますか?
太陽の光に照らされたしだれ桜が、やさしく風に揺れていました。
[明月院について]
長寿寺(ちょうじゅじ)
あれ?長寿寺って拝観できるんだっけ?
ガイドブックなどには、拝観不可と書いてあるのですが、入り口には「特別拝観」の文字が。
せっかくなので境内に入ってみました。
建物の中からお庭を見ることができます。
庭の裏側に続く参道。
参道の途中には足利尊氏のお墓があります。
「特別拝観」について聞いてみました。
境内を公開している期間は以下の通り。
・3月の第4週〜7月の第1週、毎週金、土、日曜日(雨天時は閉門 )
・9月の第4週〜12月の第1週、毎週金、土、日曜日 (雨天時は閉門 )
つまり、いつも開いているのではなく、花の奇麗な時期のみお寺の境内を公開しているのだそうです。「なるべく美しい状態を見てもらいたい。」との考えからだそうです。なるほど。
[長寿寺について]
建長寺に続く道路の様子。
ここからしばらく上り坂が続きます。右側の歩道が広くて歩きやすいです。
ここまで来ると、北鎌倉エリアも残りわずかです。
つづきはまた明日。
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