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森林浴

プチハイキングを楽しめる 祇園山ハイキングコース

祇園山

観光コースの途中に入れたいハイキングコース

鎌倉レベル 初心者向け(★★☆☆☆)

駅から最も近いトレッキングコース「祇園山ハイキングコース」を巡ってきました。

このコースは、全長1.2kmと短く、45分ほどでコースを巡ることができます。また、極端なアップダウンも少ないため、山道に慣れていない初心者や、体力に自信の無い女性の方でも、ちょっとしたアスレチックパーク感覚で、気軽に体験することができるハイキングコースです。

また、駅から近い(徒歩10分ほど)という事もあり、このハイキングコースを巡った後に、買い物をしたり別のエリアを観光する事ができるので、鎌倉観光の合間に組み込んでも面白いと思います。

ただし、コースのほとんどが舗装されていない山道になるので、小さなお子さんや年配の方には、あまりおすすめできません。

 

東勝寺橋(とうしょうじばし)

若宮大路からハイキングコースへと続く道の途中には、「滑川」(なめりがわ)という川が流れていて、そこには東勝寺橋が掛かっています。

祇園山

橋の近くにある説明文によれば

東勝寺橋は、鉄筋コンクリートが積極的に導入された震災復興期の大正13年(1924)に建造されたアーチ構造の橋です。太く安定感のあるアーチリング、V字型の谷間との微妙なバランスなどその美しい姿は多くの人々に愛され、平成11年(1999)には「かまくら景観百選」に選定されました。

とのこと。ちなみに「かまくら景観百選」はこちらのことです。

祇園山

▲東勝寺橋からの滑川の流れ。滑川は川底が岩でできている為、水が滑るように流れることから滑川(なめりがわ)と呼ばれるようになったのだとか。

 

国指定史跡 東勝寺跡(とうしょうじあと)

祇園山

滑川からすこし坂を登ると東勝寺跡に着くことができます。

東勝寺は、元弘3年に新田義貞の鎌倉攻め(東勝寺合戦)のさいに北条高時以下、北条氏一門870名余りがここに立て篭もり、火をかけて自害したお寺です。お寺はその後にすぐに再建され、室町時代には関東十刹の第三位に列する名刹となりましたが、戦国時代には廃絶してしまったそうです。

[東勝寺について]

 

北条高時 腹切りやぐら(ほうじょうたかとき はらきりやぐら)

祇園山

この腹切りやぐらは、上記合戦で滅亡した北条氏一門の霊を弔う場所です。
この場所で、「新田軍に攻められた北条高時が切腹した」と伝えられていますが、実際のところ真相は不明のようです。

祇園山

[腹切りやぐらについて]

 

祇園山ハイキングコース(ぎおんやま はいきんぐこーす)

祇園山

腹切りやぐらのすぐとなりが、祇園山ハイキングコースの入り口になっています。

祇園山

緑に囲まれた山道です。森林浴がキモチ良い!

祇園山

祇園山

途中に何カ所か、よじ登らないと(!)進めない箇所もあります。

祇園山

20分ほど歩いて、ちょうど半分の地点です。

このあたりから、比較的歩きやすい平坦な道に変わってきます。

 

見晴し台到着。

祇園山

祇園山

はるか彼方に由比ケ浜を望む事ができます。

祇園山

見晴し台から出口の八雲神社裏手までは、およそ5分ほどで到着できます。

 

八雲神社(やぐもじんじゃ)

祇園山

見晴し台から急な山道を下ると八雲神社の裏手に出ます。

祇園山

祇園山

▲八雲神社側の祇園山ハイキングコースの入り口。
もちろん、こちら側から登ってもOKです。

[八雲神社について]

 

 

ハイキングコースを歩いてみて

全部で1時間30分くらいのトレッキングでしたが、とても満足することができました。

普段はなかなか触れる事が無い、大自然の中を歩いていると、仕事のストレスがウソのように吹き飛んでしまいます。自然と運動にはヒーリング効果があると言いますが、実際に体験してみると、その効果を十分に実感することができ、リフレッシュする事ができました。

 

コースを巡る注意点としては、山登りの装備は必要ありませんが、さすがにヒールのついた靴では歩く事ができそうにありません。オシャレに気を使いたいところですが、できればスニーカーを履いてくるとベストだと思います。

また、春先から夏場であれば汗をかくので、タオルと着替えを持って行くと風邪をひかずにすみそうです。

また、年齢のせいでしょうか?(笑)
簡単で良いので出発前に準備体操をしておくと万が一のケガを防ぐ事ができます。

途中ガケになっているところがいくつかあるので、雨の日やその翌日は絶対にコースに入らないほうが良さそうです。

水分補給をするために、ペットボトルを持参すると便利なのですが、その際にすぐに取り出せるペットボトルホルダーをベルトなどに付けていくと、のどが乾いた時にサッと取り出せて非常に便利です。

 

持ち物リスト

  • 帽子
  • タオル・着替え
  • ペットボトルホルダー

 

コース説明

所要時間 : 1時間〜1時間30分

[鎌倉駅東口] -> 徒歩15分 -> [東勝寺橋] -> 徒歩3分 -> [東勝寺跡] -> 徒歩1分 -> [祇園山ハイキングコース] -> 徒歩40分 -> [見晴し台] -> 徒歩5分 -> [八雲神社]

 

より大きな地図で 祇園山ハイキングコース を表示

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レンタサイクルがおすすめ 材木座散歩コース その3

昨日に続き材木座エリアの紹介です。
今回は材木座の最終訪問地「光明寺」です。

それではどうぞ。↓↓↓ 

 

光明寺(こうみょうじ)

光明寺

光明寺は、仁治元年(1240年)に然阿良忠が鎌倉の佐助ヶ谷に創建した「蓮華寺」が起源だそうで、寛元元年(1243年)に現在の場所に移された際、寺名を「光明寺」と改称したのだそうです。浄土宗の関東大本山として栄えた格式の高いお寺で、全国の浄土宗寺院で行われる「十夜法要」はこのお寺が発祥なのだそうです。

光明寺

で、でかい!すごい迫力の三門です。
それもそのはず。光明寺の本堂と三門は鎌倉地区で最大級の大きさなのだとか。
なるほど納得です。

 

光明寺

自由に本堂に上がる事ができます。それじゃ遠慮なく。

 

光明寺

境内には大きな池があります。池には鯉の姿もちらほら。

光明寺

書院からの境内の眺めです。とても広いお寺ですが手入れが行き届いています。

光明寺

光明寺

本堂の右手には三尊五祖の石庭があります。石庭に配置された8つの石にはそれぞれ意味があるのだそうです。

 

 

光明寺

石庭の裏から本堂裏の裏山に登ることができるはずですが…
現在境内を工事しているため、通行禁止になっています。(残念)

 

しかたないか。とあきらめようとした時、なんと向こうから人が歩いてくるじゃないですか!

…ということで、無理矢理通ってみました。(悪)

光明寺

本堂の裏側。この道をどんどん登っていきます。

光明寺

坂を少し上がった所からの眺め。

本堂の向こう側に三門が見えます。

 

 

しばらく坂を登って行くと…

 

 

光明寺

うおー!!すごい!!!
これは絶景です。

三門越しに材木座海岸が一望できます。
はるか彼方に江ノ島も見えます。 

 

天気の良い日だと富士山も見えるそうです。
光明寺に来たら是非ここまで足を運んでみてくださいね。

[光明寺について]

 

光明寺バス停

後は鎌倉駅に帰るだけですが、ちょっと時間があったので材木座海岸に降りてみました。

材木座海岸

やはり海はいいですね。心が洗われるようです。

ちなみに鎌倉駅まではバスで15分ほど。料金は210円です。

 

 

海岸を少し歩いて材木座バス停から帰っても良いかもしれません。

材木座バス停

 

 

今日の散歩はここまで。
おつかれさまでした。 

 

コース説明

所要時間 : 2時間半〜3時間 / 5,172歩 / 消費カロリー : 98.9Kcal

[鎌倉駅東口] -> 徒歩10分 -> [妙本寺] -> 徒歩5分 -> [八雲神社] -> 徒歩5分 -> [安養院] -> 徒歩5分 -> [安国論寺] -> 徒歩5分 -> [長勝寺] -> 徒歩5分 -> [来迎寺] -> 徒歩5分 -> [五所神社] -> 徒歩5分 -> [実相寺] -> 徒歩7分 -> [九品寺] -> 徒歩10分 -> [補陀洛寺] -> 徒歩8分 -> [光明寺] -> バス10分 -> [鎌倉駅東口] 

 

map_zaimokuza
より大きな地図で 鎌倉お散歩 マップ【材木座】 を表示

 

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レンタサイクルがおすすめ 材木座散歩コース その2

昨日に続き材木座エリアの紹介です。
それではどうぞ。↓↓↓ 

 

材木座エリア

 

 

長勝寺(ちょうしょうじ)

長勝寺

安国論寺と同じく、鎌倉入りした日蓮上人が最初に草庵をむすんだお寺だそうです。この地の領主だった石井長勝が日蓮上人に帰依し、その邸内に本圀寺を創建したのが始まりだそうです。
この地は本圀寺の跡地であるといわれており本圀寺が京都に移された後1345年(貞和1年)に日静上人が開基の石井長勝の名にちなんで「長勝寺」と名付けたのだとか。

長勝寺

毎年2月には、厳しい寒さの中、経を唱えながら冷水をかぶり災厄をはらう荒行「大国祷会」が行われるそうです。是非見に来なくては!

[長勝寺について]

 

来迎寺(らいこうじ)

dsc01785

源頼朝に加勢して討死した三浦大介義明の菩提を弔うために建久5年(1194)に建てられた真言能蔵寺が起源だそうです。後に音阿上人が時宗に改宗し、名前も来迎寺と改めたそうです。

来迎寺

来迎寺

オジギソウに似た葉を付けるミモザの木。
こういった四季の植物に触れられる事も鎌倉の魅力のひとつですね。

[来迎寺について]

 

五所神社(ごしょじんじゃ)

五所神社

五所神社(五社神社)は5つの神社を一緒にしたことから名づけられた神社のことです。
1908年に乱橋村と材木座村の合併にともない、もともとこの地にあった三島神社に、村内の八雲神社、諏訪神社、視女社、金毘羅宮を合祀し、五所神社と改称したそうです。

五所神社

境内の奥には御神輿(おみこし)を保管する「神輿庫」があります。

五所神社

扉の隙間から立派な御神輿が見えます。

毎年6月には、神輿を担いで海に入る祭「五所神社例祭」が行われるそうです。
海に近い神社らしいイベントですね。 

[五所神社について]

 

実相寺(じっそうじ)

実相寺

五所神社のすぐ隣にある実相寺。

鎌倉時代の武将工藤祐経の屋敷だった所に、日蓮の直弟子である日昭上人が「法華寺」として開山したのが起源だそうです。しかし明治初年に大火で焼失し、再建されて現在の実相寺となったといわれています。

[実相寺について]

 

材木座

このあたりは狭い路地が多く一方通行が多いです。
普段車に乗らない人にはあまりピンと来ないかもしれませんが、鎌倉は一方通行がすごく多いです。ただ、写真のように「自転車とバイクは例外」という道も多いので、鎌倉散策には自転車が一番かもしれません。 

 

九品寺(くほんじ)

九

九品寺は、鎌倉攻めに入った新田義貞が本陣を構えた場所で、鎌倉幕府滅亡後に戦死者を弔うために創建された浄土宗の寺だそうです。山門の「内裏山」と本堂の「九品寺」の扁額は新田義貞の直筆を写したものだそうです。

九品寺

山門の「内裏山」

九品寺

境内にちょっと見慣れない植物を見つけました。
「そてつ??」ちょっと調べてみましたが、どうやら南国の植物らしいですね。一体なんでこんな所に…。

dsc01808

境内の黒松。枝振りが見事!
ほれぼれするくらいカッコイイ。

 

ちなみに寺名の「九品」とは「九品往生」という仏教用語だそうで、衆生の機根の違いによって、極楽浄土へ往生の有様が9つに分かれるということを意味するのだそうです。
九品とは「上品上生」「上品中生」「上品下生」「中品上生」「中品中生」「中品下品」「下品上生」「下品中生」「下品下生」の9つ。現在の言葉の「上品」と「下品」はここが語源だそうです。

[九品寺について]

 

材木座

向こうに見えるのは材木座海岸。

材木座

あまりにも良い味を出している駄菓子屋さんを発見したので思わずパチリ。

このあたりは商店街になっているので簡単な食事を取る事もできます。

 

補陀洛寺(ふだらくじ)(別名 : 竜巻寺)

dsc01816

補陀洛寺は、源頼朝が鎌倉入りした翌年の1181年に、祈願所として文覚上人を開山に創建されたのが起源だそうです。当時は大きなお寺だったそうですが、度重なる火災や竜巻でほとんどを焼失してしまい、現在は本堂と庫裏を残すのみの小さなお寺になってしまったそうです。そのことから別名「竜巻寺」と呼ばれるようになったのだとか。それにしても「竜巻寺」とはものすごいネーミングセンスです。

[補陀洛寺について]

 

明日は材木座エリアの締めくくりである「光明寺」をレポートします。

では。

 

 

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